お話紹介「真のやさしさを知っているということは、痛みを知っていることだとあたしは思う。」

こんばんわ、どうもです。
週末に、久しぶりに体を動かすことになっているので帰宅後、少しだけ悪あがきで走っている私です。
不審者だと思われないように気を付けないといけません。

今回も同人誌の紹介をさせていただきます。
お世話になっている物書き、サワムラヨウコさんです。

タイトルがラノベチックで長い(笑)ですが、内容はとても文学的な小説でした。
いつもながら描写がとても自然で、ドラマをみている気にすらなります。
というのも、この方は舞台の脚本を手掛けたことがあり、実際にその舞台は公演されたことがあります。
私が以前、日記にも書きました「さようなら、同居人」です。
この舞台は本当に感動しました。テーマがしっかりしています。
人とのつながりを考えさせられるものでした。
そして、今回のお話「真のやさしさを知っているということは、痛みを知っていることだとあたしは思う。」
タイトルから察するに、「あたし」が主人公かなって思うかもしれませんが、26歳の男性が主人公です。
ストーリーはというと、知人に誘われた市民マラソンから話は始まります。友人から話したこともないクラスメイトがアダルトビデオに出ていることを知ったり、久しぶりに実家に戻ったり、コンテナ積み下ろしの仕事が描かれていたりします。
このコンテナ積み下ろしの描写が本当に現場を知っている人でしかできない感じで、作者が女性であることを忘れますね。でもとても心情が丁寧なので、やっぱりそこは女性ならでは、でしょうか。

なんでもない日常、でも少しずつ変化が起こっていきます。
このタイトルの台詞を言う女性はあとの方で出てきます。
彼女は短いシーンしか出てきてませんが、ボクシングジム通っていたり、愛想笑いが嫌いって言ったり、バイク好きだったり、だいたいイメージがつかめました。
さっぱりした自然な女性だと思います。サワムラさんの描く女性は自然ですね。
本当にやさしいっていうことは、どういうことか――わかりやすい優しさってたくさんあると思うのですが、彼女の言う優しさの例えは中々、普通の女の子は気付かない範囲だろうなって思います。
優しいっていうのは、愛想よくしていたり、表だって他人が気付くようなものばかりではないものですよね。

終わり方がとてもさわやかで、続きが欲しいような気がしましたが、これは出会うまでの物語なので、完成されているのかなと。あとは普通に仲良くなっていく、かもしれないし、そうでないのかもしれません。
読んだ後、ほっこりしましたよ。
小さな変化や出会いを大切にしていきたいものですね。
本当に素人なのかって思うくらい「ちゃんと」したものなので、興味もたれた方は是非、一読してほしいです。
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りそうのせかい

サワムラさんがそのうち作家デビューしても私、不思議に思いません(笑)
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