ちょっと休憩と言いつつ積読消化中。

私も人付き合いが苦手なレベル2の人間だから短編どれも楽しめた。小梅が通るが一番好きかな。


私の好きな作家のひとりに「乙一」さんがいらっしゃるんですが、その乙一っぽい小説ということで読んでみました。なるほど、確かにそうかもしれない。
タイトルの「百瀬、こっちを向いて」と「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」の四つが入った恋愛小説集。べたべたの恋愛小説とかじゃなくて「これは恋なのかもしれない」といった雰囲気の物語ばかりです。恋に気づく瞬間を描く、みたいな。
百瀬~は人間レベルの低い主人公が(クラスの中心グループからかけ離れているということ)美少女と恋人のフリをしなくちゃいけないことになって、という話。
これは嘘だとわかっているのに、なんて残酷なんだ! という内容。切ない。でも最後はいいオチでした。ラノベっぽいですよね。
「なみうちぎわ」には少し感動してしまいました。
「キャベツ畑~」は先生×生徒です。これも設定はツボ。んで、一番好きなのは「小梅が通る」です。
本当は美人なんだけど、みんな美人の子だと対応がまったく違うので過去のトラウマから主人公はわざと、かわいくない化粧をしているのですが、そんな折、素の顔をクラスの男子に見られて「あれは妹です」といって嘘をつくことから話が展開していきます。
「主に泣いています」の泉さんを思い出します。
本を読みながら「いくえみ綾」さんや天狗の子の作者とかが漫画家してくれたらいいのになあと考えていました。少女漫画ちっく。
素晴らしい短編集です。

煌恋(ときめき)検定受けるとか陛下が残念すぎて笑える。手ごわそうなライバル現れてやばし、で終わっている。続きます。



「贅沢な身の上」今回からライバル登場。でもライバルが物語の後半でやっと目の前に現れるので、やはりというか主人公ががさらわれたまま終わります。
陛下はこの国の皇帝だから、自分を超える奴はいないと思って油断していたけど、主人公の興味を誘い、しかも権力とは関係ない位置にいそうな彼に脅威を感じます。本当のところはどうかは、わかりませんが。
で、宝塚歌劇団みたいなやつ出てきたり、少女小説を作ったりしているところに行ったり、めちゃくちゃ設定です(笑)でも軽いので楽しく読めます。
ここまで、主人公の趣味にあわせてくれる男もいないと思うのですが、主人公には20巻ルールというものがあり、そのくらい長い年月を経た二人なら何かあってもいいと考えています。陛下はその20巻ルールを超えようと必死です。主人公が楽しく好きなことに熱中しているところが好きなんで権力を駆使して我慢させたくない。だから、このような苦労をしているわけですねー。がんばれ、陛下!
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まとめtyaiました【ちょっと休憩と言いつつ積読消化中。】

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)中田永一祥伝社発売日:2010-08-31ブクログでレビューを見る
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