ひみつの陰陽師

男のフリして陰陽師に! ありそうでなかったですね。これはおもしろい!


久しぶりにコバルト文庫から続きを買うシリーズが出てきました。帯に書いてあったのが「陰陽少女、男のフリして禁断の出仕! ちょいエロ陰陽師コメディ美味しうございましたv吉田玲子氏絶賛!」だ。
これにつられて買ったのではなく中身をペラ身してコメディとシリアスのバランスがよくとれてそうだと挿絵で判断して買いました。当たりです。
作者は新人ということなんですが、文章やこれに盛り込む知識や設定の量はハンパねえと思いました。こんな作品がごろごろあるならコバルト、ロマン大賞なめてはいけないと思いました。
主人公は代々、陰陽師に位をおく家系なんだけど、父が死に、兄は才能なし、あとはおじいちゃんと自分と従者だけという家族構成。主人公は女の子なんだけどまだ兄よりは才能があるので家族のために女のフリして陰陽師に。で、人嫌いという飛鳥部玲雅(あすかべのあきらまさ)を先輩と呼び、助手となるわけですね。
やっぱり、男装ものといえば「女装しろよ」ネタ、「一緒に寝るんですか」ネタ、「男色」ネタ、あるんですけど、ちゃんと入ってます。かといってコメディネタばかりではなく、陰陽師は人の想いや陰謀、呪いに深く関わる場所なんで、それに関する流れもおもしろかったです。
ポイントは従者。周防という従者は普通の人なんだけど、主人公と兄弟のように育ち、見守ってきた。けれど陰陽師の力はないからそれを歯がゆく思っていた。主人公は周防を兄のように思っており周防は「姫様は誰にも渡したくない」くらいの愛情を持っているという複雑な関係。そのせいで鬼にとらわれたりするんですけど最後、まさかのもごもご。
ほかにも楽しいキャラがたくさん。覗きが趣味だったけど殺された官吏の地縛霊「除き魔」とある姫を好きになってしまった玲雅たちの上司「右近」男女誰でも口説く「藤原実光」などなど。

帯にもあるように「ちょいエロコメディ」このくらいがいいのではないでしょうか。昨今のラノベや少女小説は過激なのが多いので。
ぜひ、興味持った方は一読あれ!
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