わくらば日記 著:朱川湊人

何気なくイラストに惹かれて買った「わくらば日記」。読んでみればこれは久しぶりにいい本だと思いました。

短編小説なのですが久しぶりに優しい気持ちになれる小説だなあと思いました。姉妹が主人公なのですが過去のことを妹が数年後振り返っているかのように誰かに語りかけるという文章で物語が進んでいくので読みやすくとても綺麗な文章だと思います。

あらすじはというと、角川の公式サイトから紹介文を引用します↓


昭和30年代。当時私は東京の下町で母さまと姉さまと三人で暮らしておりました。父さまは事情があって一緒には暮らしておりませんでしたが、母さまの縫い物の仕事を手伝いながら、貧しいながらも仲むつまじく日々を過ごしておりました。姉さまは、抜けるように色が白く病弱で、私とは似ても似つかぬほど美しい人でしたが、私たちは、それは仲の良い姉妹でした。ただ、姉さまには普通の人とは違う力があったのです。それは、人であれ、物であれ、それらの持つ記憶を読み取ってしまう――という力でした。その力は、ある時は人を救いもしましたが、逆に姉さまの命を縮めてしまったのやもしれません……。
小さな町を揺るがすひき逃げ事件、女子高生殺人事件、知り合いの逮捕騒動……など、少女の不思議な力で事件が解決されてゆく様を描きながら、事件の影となって通り過ぎていってしまう人間の悲哀をつぶさにすくい上げる。現代人がいつの間にか忘れてしまった大切な何かが詰まった、懐かしくやるせなく、しかし心温まる連作長編。

乙一さんの作品の雰囲気があります。ファンタジーなんだけどその能力を使ってファンタジーになりすぎないあくまで人間ドラマを描いている感じが似ています。
まだ、途中までなのだけどどのどの短編もいいさりげなく大事なことを訴えてくる話ばかりです。
舞台が昭和30年代というのも物語を温かくさせているのかと。ドラマ化とかしたらいいのではないかと思います。

拍手お礼

3/20 19:00の方。
    21:00の方。

ありがとうございました。この場でお礼申し上げます。
21:00とかさっきだね。どうも!



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コメント

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No title

こんにちは。
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Re: No title

トラックバックありがとうございました!!
滅多にないことなので嬉しいものです。わくらば日記はいいですよね。

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わくらば日記 朱川湊人

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