怖い映画ってしばらく尾をひきます。

久しぶりに観たことを後悔する映画でした。
お化けが「わっ!」といきなり出てきて驚かすような映画じゃないです。人の「業」や「念」みたいなものの方がよっぽど怖いのだと思いました。
住んでいる土地のことは知っておいた方がいいです。


概要(シアターより)

原作である小野不由美作「残穢」は、2013年に第26回山本周五郎賞を受賞したホラー小説です。2012年7月に単行本が、文庫版は2015年に新潮文庫から刊行されました。

実話とフィクションが混じり合ったドキュメント・ホラーという形式の作品であり、作中に登場する事件の中には実際に起こったものも含まれています。また、小説家である〈私〉が読者からの投稿を元に怪談を執筆しているという本作の設定は、そのまま小野不由美本人とリンクしています。

あらすじ(シアターより)

ある日、読者からの投稿を元に怪談を執筆している小説家の〈私〉のもとに一通の手紙が届いた。

「今住んでいる部屋で奇妙な”音”がするんです。」それは、読者である女子大生の久保さんからの手紙。好奇心を抑えられなかった〈私〉と久保さんは、その「奇妙な”音”」について調査を開始する。そのマンションの過去の住人達が数々の事件に巻き込まれていたことが明らかになり…。

やがて二人は、数十年にわたる戦慄の真相に辿り着き、さらなる事件に巻き込まれていくことになる。

ぎゃー! とかないのに本当に怖かったです。
観終わったあと、私は一人になるのが怖かったです。そのくらい映像を思い出したりしただけで恐ろしい映画でした。
最初はまるで「リング」のように淡々とマンションのある土地の歴史を逆ぼっていきます。
そして、その土地で起こったことは違う土地で起こった恐ろしい事件のことに関連していたのです。
これだけ見たらまったく怖くないですよね。
ホラーというのは実際に自分の身に起きてしまうのではないか、といった想像力をかきたてるものが怖いです。
いるはずもない、起こるはずもないと考えるとまるでファンタジーの世界。
この映画でも、その土地ですまなければいいのではないかと思っていたのですが、タイトルの「残穢」からぞっとしてしまうのです。
穢れが残る、と書きます。つまり土地に起こった人々の念がずっと残り、後世の人に影響を及ぼすということですね。
けれど、事件を追っていくうちにそれだけが言いたいホラーではないと気付きます。
「どこかで聞いたことがあるような怖い話。そういった話を聞いてもいけないし、話してもいけない。それはとても業が深く、触れれば祟られる」
ここに落ち着くのです。怖い話の発信源って絶対追ってはいけないんだなって思いました。
人の恨みが一番怖い。

で、この日記を書くにあたって小野不由美が実際にあった事件とか小説にいれたという事実に驚きました。
だとしたらこの映画みただけでやばいのでは(^_^;)
この映画は実際に幽霊が何か所か映ってます。その事実も怖すぎです。

これだけ怖い映画はリング以来です。
映像がまるで「悪夢」を連想させます。監督もみせ方うまいですね。


……と、話は変わります。

創作話。

コバルト短編は6月度は無理でした。
8月度出せたら出そうと思います。

ちょっと小説を書く環境ではないのでパソコンのフォルダ整理やら掃除やらしてました。
USBに古い話が入っており、自分の作品ながら読んで面白かったです。下手くそだけど。

ごちゃごちゃになっていたUSBも仕訳しました。
事務用、小説過去保存用、投稿用、イベント用。

ノート型パソコンがいつ止まってもいいように準備だけはしておきます。



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映画で癒す。

著者 :
ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日 : 2010-11-03
キャストが豪華!
とあるバレンタインの一日を色々な視点で追う映画です。伏線も面白くて、ほっこりしたり、きゅんとしたり、笑ったりとても感動したりする映画でした。


先週の日曜は会社のイベントごとでした。
忙しくはなかったのですが、慣れないことをして気疲れした一日でした。
あと事務仕事しかしていない私にとって立ちっぱなしはこたえました。

月曜をお休みして映画をみてました。
友達からおススメと聞いていたのを早速レンタル。
ハードだったり、難解な映画をみる気分ではなかったので、今の気分にはぴったりでした。
視点が多いけど、とても見やすい映画でした。
というのは、出ているキャストが豪華だからですね。見分けがつきます。
アン・ハサウェイは好きな女優さんなんですが、やっぱり綺麗でした。
他にも色々な方が出ています。

描かれるのは恋人同士だけに限らない色々な愛のかたちがありました。
キャラ同士がどこかでつながっているのも面白かったです。
たくさんのキャラを使って、とある一日に限定した話を描くのもおもしろそうですね。
今の私にできるかはわからないのですが。

今週末もとあるスタッフに該当するので頑張ってきます。
最近そのようなことばかりしている気がします。

ようするに、じれったい話が結構好きだって話。

ちょっと息抜きに、と小説を最近読んでます。
映画とかも相変わらず、ちょこちょこみております。
で、思ったのは「じれったい話」が好きだなあってことです。不器用な主人公らが、タイミングを間違えてすれ違ってしまう展開。
恋愛ものとか人間ドラマでの王道ですね。
今回は最近、読んだ本と映画で「なんてじれったいんだ!」と楽しく思えたものの紹介です。

主人公の里葏子は過去に男性に対するトラウマがあります。友人と一緒にアクセサリーショップを経営していますが、そこへやってきたバイヤーの千正。初対面が悪いですね。背が高いことをコンプレックスに持っている彼女は「でっかい女」と言われ一気に嫌いになります。
まるで赤毛のアンのようですね。
あと女性に対してへらへらしている軟派な感じも。
あとで千正視点で振り返るのですが、本当に彼は「努力」してました(笑)
当初、里葏子のツンツンして素直じゃないところがとっつきにくい感じでした。
でも不器用な彼女に段々、親しみがわいてくると思いますよ。


こちらの作者、本業はBL作家さんみたいですね。
表紙に惹かれて買いました。
私はそちらの読書はたしなんでおりませんので、知らなかったのですが、主人公ら二人が雨の日に関係を持ってしまうシーンはエロいですね。なるほど、これがプロのなせる技!(笑)
心理描写も細かいですし、登場人物もわかりやすくて好きですね。
で、なんとなく印象に残っているのが。
結構、わかりやすく意思表示をしている千正に対して、壁を崩さず逃げようとする里葏子、彼が面倒くさい女だ、いい加減気付よ!と言うシーン。
思春期じゃあるまいし、と怒りだします。本当に粘り勝ち。
私も十分面倒くさい思考回路しているので、共感できます。美形で女性にへらへらしている海外によく行くバイヤー。
信用できません。あと、過去に男性に対するトラウマあるので余計です。
でも、後半では彼女も「千正になら傷つけられても平気」と考えるようになったのだから成長したものです。

著者 :
TCエンタテインメント
発売日 : 2015-07-03
幼馴染がすれ違い続ける話。
お互い色々な異性と付き合うのだけど結局、最後に選ぶのは。大事な人について考える話。


ちょっと評判を呼んでいる本作。
ずっと幼い頃から知っている幼馴染のロージーとアレックス。素直に行けば友達から恋人のはずだったんです。
けれど主人公のロージーの誕生パーティー。
ロージーはお酒に酔って特別なことがあったことをすっかり忘れていて、意地のはりあいから卒業ダンスパーティーにはお互い別々の人を誘ってしまいます。
で、ロージーは黒歴史を作ります。これ笑います。
でお互い夢を持ってアメリカの大学へ合格したのはいいのですが、ロージーは一度の過ちから妊娠。
アレックスには内緒で、赤ん坊を産みます。相手の男は海外勤務(逃げた)
すぐにアレックスにはバレるんですけど、それでも結婚しよう、面倒みるからと言えないっていうね。
ロージーはあとで赤ん坊の父親と再会して結婚しちゃうんですが(捨てたのにね)彼も駄目なやつで、アレックスからのロージーあての手紙を隠しておくんです。大事な手紙でした。

今後も何か言おうとしたときに、相手には既に彼女とか彼とかいて言えなくなってしまうんです。
で心にあいた穴を埋めようとして誰かと付き合うことになるんですが、うまくいかなくなる。
穴を埋めるには完璧な相手でないと、って思うんだとアレックスも言ってました。
完璧な人なんていないのにね。
十何年もかかって、大事な人に大事なことを言います。
ラストが綺麗。
ロージーの友人、赤毛の女友達も、アレックスの大学時代の友人(アレックスの元カノの兄)も、子供も、ロージーの両親も、なんだかいい味を出してました。
とてもいい映画でした。主人公らはイギリス出身。出てくる風景がおしゃれ。
私はアメリカよりイギリスを舞台にした映画が好きですね。

とまあ、こんなことを書いているからには今日は休みでした。
午前中は病院関連。
上記の「トオチカ」はあと少しのところで読み終わる状態だったので待合時間あまりました。
たまっていたメール返信しても時間があまり、寝てました。
疲れました(^_^;)

最近は書くよりも補充ばかりですね。
散文は息抜きですが、プロットづくりは適当にできないしね。
あとネタ帳つくりました。朝に少しだけ時間を作ってひとつネタをメモしておく。
平日はそれでいこう。週末は進める。時間あればね。

では、また!



「娚の一生」観てまいりました。

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久しぶりに地元の映画館でひとり鑑賞してきました。
好きな漫画家である西炯子さん原作であるのと、地元がロケ地に使われているとあれば観に行かないわけにはいきません。
でも、西さん作品では「姉の結婚」は好きなんですけど、実はこの漫画は読んだことありませんでした。
かなり年の離れた恋愛漫画だなあくらいしか思っていなかったのです。
考えを改めました。
海江田教授かっこいいですね!
豊川悦司が演じたからだけではないです。
なんていうんですか、大人の包容力がありますね。

ここでお話をざっと説明します。
都会で不倫関係に疲れた主人公、榮倉奈々さん演じるつぐみは祖母の葬儀で田舎にやってきました。
そこで出会ったのが祖母と恋愛関係にあった海江田教授(祖母は昔、大学で染物を教えていた。海江田とは教え子と生徒だった)
海江田は祖母から鍵を昔預かっていたとかで、家に居つきます。
つぐみも祖母の家を買ったわけではないので、追い出す理由もなくしばらく同居生活が始まります。
海江田はつぐみのことを好きになってしまったと求愛していき、次第につぐみも心を開いていきます。

ここで間違ってはいけないのは、海江田教授はおモテになるということです。
そして、祖母の孫だからつぐみのことを好きになったわけでもなく、教授曰く彼女が「いい女」だから好きになったのです。
おっさんが若い女の子に手を出す話で終わりません(こら)
つぐみは最初の方、よく「自分なんか」という言葉を口にしてました。教授の言うように自分のことを「いい女」なんてこれっぽちも思っていませんでした。
何でもできて東京でも仕事をばりばりこなしていたようですが、不倫関係に陥ってすべてを忘れようと田舎にやってきたのです。これは姉の結婚でもキーワードになっていた、「自分はしあわせになれないと思っている女性」の物語です。
海江田は、泣くのを我慢しているつぐみに気づいて心をほぐしていったわけですね。
これぞ、52歳の包容力。
つぐみの元彼(向井理さん)も出てきます。
おっと、イケメンの登場。おっさんピンチ。でもでも、すごい向井理さん演技少しうまくなりましたね。
あまりかっこよく見えなかったんですよ。そういう役だからですけど、映画の後半にいきなり出てきても、心奪われないですね。
海江田自身もさびしい生い立ちをしてました。
つぐみの祖母が亡くなりもう恋はしないだろうと考えていたのです。
「恋は疲れる」という教授の言葉が印象的でした。

思っていたよりも「知っている風景」がたくさん出てきて、田舎独特のゆるやかな優しい空気が描かれてました。
風が気持ちよさそうだな、と感じるシーンがたくさんありました。
季節としては夏ですね。
夏祭り、自転車で走るシーン、温泉、染物を干す、眺めていて癒されるシーンがたくさんありましたよ。

ポスターにもなっている教授が足に口づけをするシーンはどきまぎしましたが!(笑)
漫画を買ってもいいな、と思いました。


……と、久しぶりに映画を観てきたのはいいとして。
創作はどうなっているのだ、お前という話ですね。わかります。わかるのか。
電撃短編はやっつけでなんとかなるだろうとタカをくくっていたのですが「頑張ろう」って思ったときから仕事が忙しくなるワナですよ。
もうそれどころじゃなくなりました。
まるで屍のようだ、です。
それでもみんな頑張って投稿をしているわけですけど、私はあえなく断念致しました……。
短編用に考えていたネタはわりと嫌いじゃないので長編用に考えます。
もうひとつ考えていた話もあるのですが、これもリサイクルして短編で書き上げようとは思ってます。
その前に仕事が落ち着かないと話になりません。
不器用ですから、精神的に両立が難しいです。
なんとかしてくれー(ToT)

枯渇している妄想力を補うために映画を見に行った次第。
読書も本当にしてませんから再開していきたいところです。プロットも作りつつね。

では、そんな土曜日でした。
みなさんも良い週末を!

「鑑定士と顔のない依頼人」を観ましたー。

女の人が苦手な鑑定士が、広場恐怖症で人前に姿を現さない女性から屋敷中の美術品の鑑定依頼を受ける。
次第に心を開いていく二人。
美しい映画。しかし忘れてはいけない、これはあくまでサスペンス。


ネタバレしてしまいます。
嫌だったら読まないでくださいね。


偏屈な鑑定士が、人を愛することを理解する話――ではありません。
正直、途中までそういう展開だと思っていましたし、どこかでそれを望んでいたんですね。
なんせ私はハッピーエンド好きですから。
でもこの映画「サスペンス」枠なんですよ。ロマンス枠じゃないんですよ。

それが証拠に途中まで心がざわつく伏線がありました。
例えば、鑑定士はオークションで、自分が欲しい絵を友人を雇って贋作と偽り、価値を落として落札していました。
自称、友人と名乗る男は鑑定士の男から、それで手間賃をもらっていましたが少ないと愚痴をこぼしていました。美しくない要素ですし、それがあとで何も起こらないわけがないのです。

広場恐怖症の依頼人である女性は姿を現さない。
けれど、段々姿を現して鑑定士の男と恋愛関係を抱くようになります。
それが本当に美しい女性で。
鑑定士は年老いておりましたが、女性、クレアは27歳。
騙されてないか? って普通なら思うわけですが、鑑定士は女性が苦手なので恋愛をしたことがなく、すっかり信頼しきってしまうのです。
あと、鑑定士が屋敷に通うときにたまに寄る喫茶店。
その店の常連客の中に天才少女がいるようなのですが、主人公らは一切、そこに触れないんですよ。
依頼人と自分のことでせいいっぱいですからね。
物語はそれらに触れず、終わりまで向かう。
「いつこの人たちとからむのだろう」と思っていたところ、後半でようやく喫茶店の少女と会話を交わします。

仕事を引退し、クレアと結婚生活を送るのだと帰宅してみて鑑定士は驚く。
今まで集めてきた女性の肖像画がすべてなくなっているのです。
絵と共に姿を消したクレア、そしてクレアと知り合ってからできた友人たち。
みんな、たぶんグルだったんだと思います。
オークションで鑑定士の代わりに本物の価値ある絵を競り落としていた自称友人の男が主犯だと私は思いました。

喫茶店の天才少女と改めて、会話を交わして鑑定士は初めて少女の名前が「クレア」で目の前の屋敷の本当の持ち主であることを知ります。
最初から少女と会話を交わしておればこんなことにはなりませんでしたが、仕方ありません。

最後はすっかりなにかも失った鑑定士が、クレアが唯一、もう一度行きたい場所と漏らしたプラハの洋食店でひとり待つところで終わります。
その店の思い出すら嘘かもしれません。
約束ももちろんありません。
なのに待つのです。

愛を知らずに死ぬところだった鑑定士が偽りでもいいから愛を知ることができたのだから、これはハッピーエンドだったのでしょうか。
あまりの切ないオチに嫌な夢をみたくらいです。
妹と母もそうらしいです。

以前、どんな読者に対しても「なにかおかしいぞ」と思わせるような描写が物語に欲しいと言われたことがあります。
例えば、ミステリであったならそれが犯人かもしれないといった描写。
黒幕がいるなら黒幕であるかのような描写。
この鑑定士と顔のない依頼人はすっかり私たちは騙されてしまったんですけど、オチがわかった瞬間「ああ、そうか!」と納得がいったのです。あのとき、あのシーン、あの人、確かにおかしかった、と。
オチがすべて読めてしまう話っておもしろくないよね、って考えてしまうのですが、伏線っていうのは誰でにもわからなければ意味がないのです。
この映画をみて「なるほど」とは思いました。

ってなわけで、この映画は水曜にみたのですが、しばらくブルーでした。
私はどんでん返しって好きですけど、それはいい終わり方に限るって思いました。
後味がいい、いい意味で裏切る映画教えてください。

ちなみに、そういう意味では「ゲーム」っていう映画は好きな映画です。
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